インタビュー紹介

【たこのすけ】森田松之助

飲食店2014年10月17日

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三重大学1年時にたこ焼き屋「たこのすけ」を起業。3年生の時に大学を休学し、リヤカーを引いて日本を横断。世界一周が実現するコンテスト「wiz TABIPPO」のプレゼンで優勝し、大手通信企業の内定を辞退して世界一周の旅へ。帰国後の2014年8月25日より津市で「たこのすけ」を再開しています。


 

 

コンテスト「wiz TABIPPO」で優勝
優勝賞品で世界一周の旅へ

 

—— たこ焼き屋を始めたきっかけは?

普通の大学生活を送っていていいのかという思いがあって、色んなことに挑戦してみようと思っていました。バイトをしたり、部活をしたりだけでは面白くないんじゃないかなって。近くに同じ学生が経営しているBAZOOKAというバーがあって、先輩を見て自分でもやってみようと思って始めたのがキッカケです。高校のときによく行っていた好きな屋台があって、そこがすごく美味しくて、色んな人が集まってくるんですよ。子どもからお爺ちゃんやお婆ちゃんまで。僕もみんなが集まってくる空間をつくりたいと思っていました。

 

—— 元々商売は興味があったんですか?

親もそうですし、商売をしてきた家系でした。お父さん、お母さんやお爺ちゃん、お婆ちゃんが働いているところをずっと見てきたので、それもきっかけとしてはあったと思います。

 

——  卒業後もたこ焼き屋を続けるつもりだったのですか?

卒業の時は通信会社の内定が決まっていましたが、2月にあった「wiz TABIPPO」という世界一周が実現するコンテストがあって参加したんです。そのコンテストのテーマが「世界でやりたい三つのこと」でした。書類選考や面接を通過して、最後の3人は東京でプレゼンをしました。お客さんが投票をするんですが、僕は「たこ焼きで世界を笑顔にする」というプレゼンで優勝することができて、内定は辞退させてもらい、世界一周の旅に出ました。

 

—— 内定を辞退するのは迷いなどありましたか?

イベント自体が2月の中旬にあり、内定式も終え、配属も決まっていました。僕自身、その会社に入ることも楽しみにしていたので迷いはありましたね。出会ったその会社にはとても惹かれていましたので。

 

—— その後世界の旅に出かけるわけですね。

そうですね。中国からスタートし、1年間で25ヶ国ですね。そして世界の行く先々でたこ焼きを焼いていきました。鉄板を見て、外国人は驚いたり面白がったりしていましたね。シャバシャバの液体が丸くなっていく様子を見て、みんな喜んでくれるのが印象的でした。

 

—— 旅行は学生時代から興味があったんですか?

最初は1年生のときに初めてバイクでまわった四国ですね。その後、大学2年生のときに中国へ1人で1ヶ月間行ったことがキッカケでした。春休みに中国へ行き、その後休学して日本を一周しました。

 

—— 日本はどういう風にまわったんですか?

たこ焼き屋のリヤカーを引いて日本各地に行きました。北海道、青森間と鹿児島、沖縄間は船に乗りましたが、それ以外は歩いて回りました。日本を回っているときはテントで野宿をしていましたね。中には泊めてくれる人もいたので、そういった人には「お礼にたこ焼きを焼きます」と言って、たこ焼きをつくったりしていました。

 

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お世話になった人がたくさんいるので
津には戻ってきたいと思っていました

 

—— 海外も含めて旅先で感じたことはありますか?

日本は恵まれていて良い国だなと思いました。殺される心配はしなくていいというのが一番大きいですね(笑)南米の方は銃を持ってて当たり前でしたから。

 

—— 海外でのたこ焼きの反応はどうでしたか。

反応はどこの国も良かったですね。インドではたこ焼きを無料で振舞ったり、チリでは蟹と交換でたこ焼きを振舞ったり。
色んなスタイルでたこ焼き屋を展開して、食材は全部現地で仕入れていました。タコが手に入らないところは鶏肉を入れたり、ボリビアではリャマの肉を入れたりしていました。出汁と醤油だけは日本から持っていきましたね。

 

—— その後三重県に戻ってきた理由は?

単純に津が好きで、大きかったのは「人」ですね。内定を辞退した時点で三重県には戻ってくるつもりでした。学生時代にずっと津で店を出していたこともそうですし、お世話になった人がたくさんいるので戻ってきたいと思っていました。食べ物も美味しいですしね。

 

—— 味でこだわっているところは?

小麦粉など三重県産を使っています。なかなか無い食感になるんですよ。後は地元で老舗の醤油を使ったり、尾鷲の塩を使ったりしています。

 

—— これからの展開で考えていることはありますか

まずはここで地に足をつけてから、もう一度世界に行きたいと思っています。出来ればこの車で世界に行きたいですね。30歳までにはチリでたこ焼き屋をする予定です。一緒にやる人も決まっているんですよ。チリは経済も安定していて、日本食も人気です。常に話題を提供し続けていけるといいですね。

 

—— 現在の反応はどうですか

まだ津に戻ってお店を再開させてから1ヶ月半くらいですが、常連さんも増えてきました。学生や県内だと四日市や伊勢から来てくれる人もいます。もっと色んな人が集まってきてワイワイする空間をつくりたいですね。たこ焼きもそうですし、色んなことにも挑戦していきたいです。

 

 

たこのすけ

場所:三重県津市栗真町屋町1615
定休日:日曜・祝祭日(土曜日はイベントで休みの場合あり)
営業時間:16:00~22:00

 

 

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