インタビュー紹介

【MAJAM】井村 恵介

アパレル2014年11月14日

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24歳の時に友人と大阪で最初の店をオープンさせるが、1年で離れることになりました。三重県に戻り、自分一人でMAJAMをオープン。2015年でMAJAMは9年目を迎えます。大阪での苦労や買い付けでの失敗をお聞きしました。


 

今考えると何も知らないことにすら気づかず店を経営していたんです

 

—— エスニックの仕事に携わるまでの経緯を教えてもらえますか。

大阪で服飾の専門学校に通っていて、3年のところを2年で中退しました。服は好きだったんですが、ミシンや針、糸を使ったり服をつくることは自分には合わなかったんです。辞めた後はそのまま大阪に残り、しばらく全然関係のない仕事をいくつかしていました。たまたま求人募集を見ていたらアジアン雑貨のオープニングスタッフを募集していて興味もあったので応募しました。でも、何の返事もなくて。2~3ヶ月が経ち、とりあえず今やっている仕事は辞めようと思っていたところにちょうど応募していたところから連絡があって、そこからアジアン雑貨の店で働き始めました。

 

—— 当時からエスニックのファッションをしていたのですか?

学生の頃はDCブランドのブームが全盛で、僕もそういったファッションをしていたんですが、特にW&LTが好きでした。でもそのブームも働き始める頃には下火になっていましたね。その頃から少しエスニックに興味を持ち始めるようになりました。

 

—— 最初のアジアン雑貨の店ではどれくらい働いたんですか?

結局そこは1年働いて辞めてしまいました。でもその時に本当に自分がやりたいことを考えるようになって。漠然と中学校の頃から思ってはいたんですが、22歳の時に自分の店を持つということを決意しました。そこで2年後に店を持つという目標を持って、アルバイトをかけもちして休日返上で働き、目標から逆算してお金を貯めはじめました。その頃にたまたまコンビニで居合わせたエスニックのショップで働く人と意気投合したんです。出会ってその日に一緒に飲みに行くことになり、当時は若くて熱かったのでたくさん語り合いました(笑)そして一緒に店を出すということで自然と夢を共有し合っていったんです。

 

—— そこから2年後に自分の店をオープンさせたんですね。

そうですね、24歳の時でした。でも、今思い返すとゴールが店を出すことになっていたんです。二人とも何も分からないことばかりでしたし、経営のやり方も合わないことが多かったですね。結局1年でその店を離れてしまうことになってしまいました。象徴的な出来事で、買い付け先のタイで知り合った人たちと話している時に、色々と聞かれたことをきっかけにこの仕事について何も知らない自分に気づきました。当時は買い付け先にしてもタイしか知らなかったんです。そこからモヤモヤとした違和感を感じ始めるようになりました。今考えると何も知らないことにすら気づかず店を経営していたんです。そして帰国して一ヶ月後には辞めて三重県に帰ってくるという選択をしていました。

 

—— 今でもその店はあるんですか?

ありますよ。店は離れましたが、今でも連絡をとりあっていますし、買い付け先で偶然会うこともあります。会えば当時の思い出話に花を咲かせています。それも幸せな時間ですね。今考えると二人で店を出すなんてと思いますが、二人だからこそ気づけたこともありますし良い経験でしたね。あの頃がなかったら今の自分もないかもしれません。色々失敗できたのは良かったと思います。

 

サブ

 

買い付けた商品がなかなか税関を通過することができなかったり

買ったものが届いた後に確認したら入っていなかったり・・・

 

—— 三重県に戻ってきてからはすぐに店を始めたんですか?

たまたま住居を探してる友達と物件を見て回っていたら、一目惚れをした一軒家があってそこですぐ契約をしました。そして三ヶ月をかけてタイだけでなくエスニックの商品が揃う今まで行ったことのなかったバリ、ネパール、インドなどを回りました。そこから何も分からなかった頃と比べて買い付けのやり方も変わっていきました。仕入れの必要な数や仕入先の選び方など本当に感覚で分かるようになるまでは何年か費やしましたね。そして、そこで2年営業した後に今の場所に移転しました。

 

—— 今はどれくらいのペースで買い付けに行ってるんですか?

インドやバリの服は自分には合わないことに気づき、今はタイ、ネパールで買い付けをしています。タイとネパールの2ヶ国で1年間に2回、約2週間をかけて買い付けに行っています。5年前から子ども服も多く取り揃えるようになりました。

 

—— 今まで買い付けでトラブルとかってありますか?

買い付けた商品がなかなか税関を通過することができなかったり、買ったものが届いた後に確認したら入っていなかったりですね。慣れてきた頃には向こうでスリにも遭いました。向こうの人は日本人に比べるとルーズな部分もありますから。時間に余裕を持って、事前に確認をすることなどを覚えました。それでもそういったトラブルは今でも起こりますね。

 

—— 接客で心がけていることはありますか?

自分がお客さんの立場であったときに聞きたいことはスタッフに聞くけど積極的に話しかけられるのはあまり好きではないので、自分が逆の立場だったらその方がいいなと思うように接していますね。必要以上に話しかけたりはしていません。

 

—— MAJAMの商品はインターネットでも購入できますか?

そうですね、ネットショップでも販売しています。ほぼ毎日出品もしていますよ。

 

—— 今後の目標を聞かせていただけますか?

子どもが大きくなって物心ついたときに、お父さんの仕事を誇りに思ってもらえるようになることですね。そのためには長く続けないといけないと思っています。興味を持ってくれるなら一緒に買い付けに行って教えたりできるといいですね。

 

 

MAJAM
伊勢市伊勢市御薗町長屋486-2
11:00~20:00
0596-23-8322
ネットショップ

 

 

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